発達障害は簡単に治ります



「発達障害は簡単に治ります」


1.なぜ現代医療は発達障害の治療に困難を極めているのか


  発達障害を治すのはとても簡単です。.
(ただし、親の全面的な協力さえあれば、ですが。親が治療を受けさえすれば子供が治療を受けなくても治ります)
逆に、現代医学では、治すのがとても難しいとさえ言われています。
治らないと断言する医療者も圧倒的に多いのです。
(ほとんどの専門家でさえそうです。)
治らないという前提で色々な補助的な指導をしているというのが現状です。

 なぜそんなにギャップがあるのでしょう。
それは、現代医学が意識についての事実を事実のとおり理解してないからです。
そのため発達障害の真の原因と根治方法に気づいていません。
だから、治せないのです。
 意識についての事実を事実のとおり理解すると、発達障害は簡単に治すことができます。
それだけではなく、すべての精神疾患の根治が可能です。
なぜなら、
すべての精神疾患の原因は一つ、
すなわち不調和波動(苦玉)が親にとりついていて、
それを子どもに流しているから起こっている、からなのです。
それを解消すれば、すべての精神疾患が治ります。
発達障害もすべての精神疾患も本質的には同じです。

逆に、
意識についての理解が、事実と全く異なっていると、どうしようもなくなります。
現在の精神疾患のいろいろな解釈があるのにちっとも治らないのはこれが原因です。
それは、
例えば、立方体の体積を縦×横の計算式でいくら答えをだそうとしても絶対に不可能です。
ところが、縦×横×高さの計算式が必要であることに気づくと簡単に答えが出ます。
現代医学はこのようなジレンマに陥っているのです。
だから、発達障害を治すには、
意識についての事実を事実の通り認識することから始める必要があります。


2.それでは事実とは何でしょう。

発達障害とは
親がそのまた親からもらった不調和波動を子供に流して起こります。
(不調和波動については本ホームページの別の欄を参照ください。)
それはすべての親子について当てはまることで、
それは生命の根源にあるものです。
それを「親子つながり」と称しています。
それがカルマと言われているものです。
すべての人間が父親か母親のどちらかと繋がっています。
そして、
親の意識が思考にはまることで不調和波動をそのまたつながった親からもらい、それが電波のようにつながった子供に移って、子供の心を支配し、子供のいらいら、注意障害、不安、あるいは他人との協調障害、など様々な発達障害の症状の原因になっている、
ということができます。

すなわち、
親の不調和波動を消しさえすれば子供のほうは治療しなくても、なにもしなくても治る、ということです。


 思考にはまるとはどういうことか。 
 意識には二つの状態があります。
それは「思考にはまってない健全な状態」と「思考にはまっている異常な状態」です。
後者がすべての精神疾患の原因です。
「思考にはまっていない意識の状態」が人間にとって健全な姿であり、その状態こそが、人間が無条件の幸せや安心を感じる状態です。
これは人間にとって幸せの原点であり、
さらには、
他人と幸せを共感できる状態であり、
他人と心が通い合う状態です。
(それを
調和波動と称しています。)
この状態に意識を誘導することによって
すべての精神疾患の治癒がおこります。
発達障害でも同じことです。

 それとは逆に、
人間がのべつ幕なくなしに、すき間なく二十四時間考えごとをしていることを「思考にはまっている」といっています。
思考がつぎつぎにやってきて、
脳が休止することがありません。
これこそが病的状態であり、
これが毒ガスのような不調和波動を発し、
特に自分とつながった子供に流れていきます。
それが、
すべての精神疾患の原因であり、発達障害の真の原因です。
その意味で、
発達障害はすべての精神疾患につながるものといっていいでしょう。

 ところが、
意識がこの異常な状態にありながらも、
自分は正常だと思いこんでいるのが、
ほとんどの発達障害の子供の親です。
それが問題をいっそう深刻なものにさせています。
さらに、
自分は正常と思っている人間の中にもこのような方が多く存在します。
医療者も同じです。
こんな状態の自分を正常と思っているために、
発達障害児のどこが異常で、何が正常かわからないから、
どの状態に持っていけば治るのかもわからないのです。

 健全な意識の状態と異常な意識の状態

だから、
健全な意識の状態がどんなものであるかを理解することが必要です。
しかしながら、
健全な意識の状態とは考えてわかるものではなく、
実際に思考が消えた意識の状態を体験してみる以外にありません。
(わたしが治療会を全国で開催している理由がそれです。)
だから、
このような文章の形で伝えることの限界があります。
それは考えて得られるものではないからです。
それはちょうど、
花の香りを文章では伝えられないのと同じです。
本文もそのようなことを念頭において読んでいただきたいと思います。

 意識の間(ま)、空っぽ。
 健全な意識の状態にある人間には、
考えていながらも、
考えと考えの間には、考えが消えている意識の状態、すなわち、思考の休止があります。
意識の間(ま)です。
それは例えば、
空にある雲です。
雲は出現し、消失します。そして、通り過ぎています。
それが思考です。
ところが、雲が浮かんでいる青空は変化せずに、無限にあるものです。
この青空のような存在が、
無と言われるもので、
それが常に意識の背景にあることが健常なのです。

人間は誰でも考えるものですが、
思考が次々にやってきて、
完全曇り空のように、
この間(ま)が全くないことがすべての精神疾患の原因であるといえます。
のべつ幕なしに考えがやってきて間(ま)がないことで、
意識が切羽詰まり、
色々な不愉快な意識の状態を発生します。
部屋にいっぱいに荷物を詰めてしまうと生活するスペースがなくて息苦しくなります。
意識も同じで、
思考でいっぱいの状態が、
不安、恐怖、いらいら、憂鬱など、すべての精神疾患の原因であり、
そんな意識の状態が周囲に移ってしまう性状を、
不調和波動と称しています。
すなわち、
親がこのように思考にはまって意識に間(ま)がないことで不調和波動を発生し(それはそのまた親から受け継いでいます。)、
子供にもそれが移ってしまい発達障害がおこるというわけです。
(ここで親と称していますが、
両親のどちらかの片方だけが震源者です。
それはカルマ関係にある親です。それも後に説明します)

 意識に間(ま)がない。
 意識に間(ま)がないということは二四時間常に思考のぐるぐる回りで心が切羽詰まっている状態であります。
それは呼吸にたとえられます。
呼吸には呼気と吸気の間に間(ま)があります。
例えば、吸う〇吐く〇吸う〇吐く〇という感じです。
吸うと吐くの間の〇が、ま(間)です。
これには普段は気がついてないのですが、
人間の意識の健康にとって、とても重要なものです。

 この間(ま)がなく、
吸う、吐くを間断なく繰り返していると苦しくなります。
例えば、吸う吐く吸う吐く吸う吐く吸う吐く、という感じです。
その通りにやってみると、何か苦しくなってくるはずです。

心についても同じことが言えます。
思考にま(間)がなく、
常に次々と思考がやってきて、頭が思考でいっぱいで、
意識にすき間がなくなり、
そのため、常に切羽詰まっている状態になり、
不安、恐怖、焦り、いらいら、などの不愉快な感情を発生します。
苦しんでいる人はすべてこんな状態になっています。

 この意識の異常な状態はもっとも心理的に近い人に電波のように移ってしまいます(それを不調和波動と称しています)。
それが親子です
(正確に言うと、中でもカルマ関係にある親子です。
カルマ関係とは意識が一心同体の状態にある関係です。
すべての人間は両親のどちらかとカルマ関係にあります。
親もそのまた親とカルマ関係にあり、
そのまた親もそのまた親とカルマ関係にあります。
そんな親は、
他の子は忘れることができるのに、
カルマ関係にある子供だけは四六時中気になってしかたがなく、
忘れることができません。
そんな関係が、カルマ関係であり、
親が、そのまた親からもらった不調和波動=苦玉を無意識に流してしまっているのです。)

そんな心の異常な状態が隣の人に移ることを不調和波動と称しています。
それは親子の関係では地球の裏側にまで飛んでいくのです。



 健全な意識とは「気づきの状態にある意識」です。
 健全な意識とは思考していながらも、
「思考にはまっていないで間(ま)もある状態」と言えます。
思考していながらも意識には余裕があります。
すなわち、自分がその思考にとらわれていません。
思考しながら+自分への気づきの状態、と言えます。
自分が思考にはまっていることに気づいています。
雲の背景には常に青空が存在しているように。

 例えば
「この仕事を明日までにしなければいけない」と考えます。
意識が健全な人は、
別にそれに命をかけるものではないことにも気づいています。
他にももっと大切なものがあることにも気づいています。
だから、
「この仕事を明日までにしなければいけない」と考えてはいますが、
それに頭が捕らわれてはいません。
 しかしながら、
思考にはまると、
この仕事のことで頭いっぱいになり、
できなければどうしよう、大変大変、などといった不安、緊張で心がいっぱいになります。
そんな切羽詰まった意識の状態では、
余計に仕事に集中できなくなります。
そんな詰まった意識の状態が、すべての精神疾患の原因といえます。

 思考にはまるとはこのようなことであり、
発達障害の親が思考にはまっており、
そんな切羽詰まって余裕がない意識の状態が子供にも移って子供の意識も切羽詰まらせて思考にはまってしまいます。
なぜなら親も生まれつき、そのまた親と一心同体のようになって不調和波動をもらい、また一心同体のようになっている子どもに流しているのです。

 そのとき、
「自分の心には余裕がない」ということに気づくと、
そんな切羽詰まった状態から抜け出ることができます。
あるいは「今の自分は変だ」と気づいてそこから抜け出そうと努力するはずです。
だから、大切なことは自分自身への気づきなのです。
すべての精神疾患は自分自身への「気づき」をもたらすことで治癒せしめることができます。

「見ること」に集中
そして、
そんな気づきにある健全な意識の状態には、
意識を「見ること」に集中することで導入できます。
意識が「ある一点を見る」ことに集中すると、
その瞬間に思考が消えて間(ま)が現れます。
その瞬間に「気づき」が訪れます。
読者も試してみたらいいと思います。
何でもいいですから、目の前の物に意識を集中させて見ることです。
例えば花を見ましょう。

花を見ながらも頭が別のことを考えていたのでは、花に意識が集中していません。
発達障害の親子はこんな状態にあります。
「いつでもどこでも心ここにあらず」の状態です。
だから、仕事に集中できない、勉学に集中できないという問題が生じてしまい、本来の能力を発揮できないでいるのです。
例えば、
目の前にある花を心をこめて見るようにすると、
頭から思考が消えて空っぽの状態になります。
その時にこそ、花の美しさに気づきます。
すなわち、心を込めて「見ること」が「気づき」をもたらします。
そしてそのとき、
意識に余裕がでてきて、
切羽詰まって不調和波動を発生しているのが消え、
調和波動、
すなわち意識が根底から安心、幸せ、安らかな状態になります。
これがすべての精神疾患の治癒であり、治療の目標地点です。


 意識に間(ま)ができると「気づき」が起こります。
 きれいな花が咲いていることに「気づく」のは思考にはまってない時です。
花を前にしても別のことを考えていては花の美しさに気づくことができません。
すなわち、
花の美しさを感じたその瞬間に、
意識は思考にはまって切羽詰まった意識の状態から抜け出すことができ、
自分が思考にはまっていることに自分自身で「気づく」ことができ、治癒が起こります。
すなわち、
自分が思考にはまっていることに気づいている。
あるいは、
自分が今まで何か変であったことに気づいている。
すなわち、
「気づき」が人間を健全な意識の状態に導きます。

自分が思考にはまっていることに「気づく」と、
その瞬間に、
意識は「思考にはまっている状態」から
「思考にはまっていない健全な意識の状態」に一瞬にして抜け出すことができます。

 だから、
発達障害の治癒は年余にわたる治療によって徐々に治るのではなく、
このように「気づき」をもたらすことによって、
目がさめるように、一瞬にして治すことができるわけです。
 ところで、
そのような「気づき」に意識を誘導できるのは、
通常は小学校の高学年ぐらいからです。
というのも、
幼少期ではどうしても親に依存して、親が優位の心の状態にあります。
(まれに幼少期であっても気づく力のある子どもさんはいます。
そのような子供さんはただ目をみただけで治ります。)
だから、
幼少期においては意識の影響の強い親のほうに「気づき」をもたらすことで、子供をも治すことができるというわけです。
(ほとんどの場合は子供の治療なくして、親だけを治療すれば治ります)


3、不調和波動はカルマ関係にある親から移るもの

 不調和波動とは人間の意識が発生するさまざまな不快なもので、それが精神疾患の原因であり、
それが周囲の人間に移る性質を総称して、不調和波動と言っています。
もっとも親密な人間の間で不調和波動が移ります。
それが親子関係です。
それもカルマの親子関係です。
だから、何人かいる子供のうち、
ある特定の子供だけに起こります。
それは出生時よりすでに決まっているものです。
それをカルマの親子関係と称しています。
親は、その子供のことを四六時中気になってしかたがありません。

だから、
不調和波動の根本は親から受け継いだものです。
すべての精神疾患においてそれが言えます。
もちろん、
不調和波動は他人同士でも移ります。
例えば、
会社全体がいらいらしていると、自分がいらいらする。
学級全体がそわそわしていると個人もそわそわする、という具合に。
でも、
そこから離れると不調和波動の影響から逃れることができます。
しかしながら、
親子(とくにカルマ関係にある親子が)は
生まれつき親子の意識がつながっているのです。
だから、どんなに距離を取ってとっても切れることはありません。
地球の裏側にいても同じです。
それが意識の本質なのです。

ところで、
親の不調和波動はさらにそのまた親から受け継いでいます(カルマ関係にある親)。そうして不調和波動が親子の間で延々と継がれて降りてくるものです。
だから、
子供の発達障害を根治するには
親を、さらにはそのまた親を治すことが必要だということになります。その流れの中の誰かが本気になって自分自身の不調和波動を解消すると完全に問題解消できます。さらにそのカルマ関係にある祖父母→親→子供を「だんご三兄弟」と称していますが、その中で、特に意識の高い人がいます。その人を見つけてその人を治すことです。
これは厳然とした事実です。
カルマ関係にある親子。
どこの家庭でも、その関係にある親子がいます。
お互いに気になってしょうがない常にお互いを心配し合っている。一日中その子のことが頭から離れない。
そんな親子関係です。

このような事実を事実のとおり気づくことから発達障害の根治がもたらされます。

 ところで、ここまでは理屈として説明しているので大変にわかりにくいと思います。
特に、考えて理解しようとしている人には意識の間(ま)などというものを感じることができないめに理解が困難を極めます。
多くの医療者が理解できないのはここにあるわけです。
例えば、泳ぐことを身につけるためには、いくら考えても獲得できません。それは体感として覚えるしかありません。「見る」ということで誘導される意識の間(ま)、あるいは調和波動の状態も、体感として覚えるしかないのです。
それが親子の治療におけるもっとも重要な部分です。



4、思考にはまっているサイン

 意識が思考にはまっている特徴的なサインは、
目が左右に小刻みに動いていて、一点凝視ができないことです。
そして、
意識が思考にはまっているから、
意識は自分の思考だけに向き、
相手と心が通じ合うことができません。
それが人間関係におけるすべての不調和を生みます。
いじめの原因はいじめる側にもありますが、
いじめられる側にもあるのです。
さらに、
思考にはまることで不調和波動を発生しているから、

自分自身は常に、いらいら、そわそわ、不安、恐怖、などの異常な心理状態(不調和波動)にあります。
それを周囲の人間にまき散らしてしまいます。
だから、そんな人が一人いるだけで周囲もまたイライラ、そわそわ、不安、恐怖にさせてしまうわけです。
本人はそれが幼少期よりの親から受け継いだ癖なので、
自分のことをあたりまえと思っています。



 


 そんな不調和波動が一番心理的に近い子供(カルマ関係にある子供)に電波のように移って子供の発達障害が発生します。
そんな親の、子供への不調和波動移しは赤ちゃんの時から始まっています。赤ちゃんのときから夜泣きがひどいなどと子育てに苦労しているのはこれが原因です。

 親が精神的に優位な存在になっています。
 親(カルマ関係にある親)は精神的に子供を支配してしまう傾向があります。
さらに、のべつ幕なしに、子供のことを気にして、心配しています。
あるいは、
子供に一生懸命にちょっかいを出すことで、
子供を自分の思い通りに支配するのが愛情だと思い込んでいます。
それが不調和波動移しですが、
そんな自分が異常であることに気づいていません。
本来、親はこのような心理状態に陥りやすいものです。
特に赤ちゃんでは親が心理的に絶対優位で、
赤ちゃんは親に完全に依存することで生きています。
しかしながら、
多くの健常な子供では、
そのような親優位の心理状態から抜け出して自立する時期があります。
それが反抗期です。
この反抗期がないと子供がいつまでも自立できずに親優位の心理状態が続いてしまいます。
すなわちそれが不調和波動移し関係です。
一方、
子供もそんな親に依存してしまいます。
それが二人の間に共依存関係(お互いに依存する関係)が生じ、
不調和波動移しをいつまでも解消できない原因になっています。
すなわち不調和波動の移し移されの親子関係です。
それがすべての精神疾患の原因になっています。
そんな二人の異常な関係に、
親子がお互いに気づくことから発達障害の解決が始まります。
(周囲の子供や配偶者はこの親子関係がおかしい、と気づいていることが多いのです。しかしながら、カルマ関係の親子は周囲の家族の言うことに耳を貸そうとしません)



 



5、なぜ、現代医療で発達障害の根本治療ができないのか。
 それは、
医療者も思考にはまって不調和波動を発しているからです。
そんな治療者は自分の事を正常だと思い込んでいるから患者の異常にも気づくことができせん。
すなわち、
医療者も、何が異常で、正常かがわからないのです。
だから、けっして根本的な治療ができないのです。
本当に発達障害を治せるようになるためには、
医療者が自らの意識を、思考が消えて調和波動を発する意識の状態になれるようにするこです。
(そのためには実際に経験するしかありません)



 


 

6、それでは、実際の症例を提示しながら
  治療法の実際について説明していきます。

症例
小学校6年生の男子が母親とともにやってきました。
学校で同級生をいじめる、学習に集中できない、などの症状があり、学校の教師に発達障害ではないかと疑われて来院。









お母さんも子供さんもおちつかなくそわそわワサワサしています。
そのため、
親子が診察室に入ると、診察室全体がそわそわワサワサして落ち着かなくなります。
これが不調和波動です。
お母さんの話をよく聞いてみますと、
お母さんはお務めの仕事をしていて、
最近では、頭の中が「次は何をしよう。次は何をしよう」という連続ばかりで、
頭が休んでいる暇がない、と言いました。
「あなたのそわそわワサワサした雰囲気(不調和波動)は今に始まったことではありません。幼少時より親もらいであるものです。
そしてそんなそわそわワサワサが子供に移って、
子供さんも落ち着かなくそわそわワサワサしているのですよ。
特に、この子はあなたのことをずっと心の中で気にしているのでその影響が強いのです」
「そうです。この子は3人いる兄弟の中でもずっとわたしを気づかってくれて、いつも自分のそばにいて、助けてくれます」
何人かいる子供さんの中で、
必ずといって母親と一心同体になる子供が一人出てきます(これがカルマ関係の親子)。
この子とのそのような関係はあなたが老いぼれて死ぬまで続くでしょう。
だから、
この子に対してあなたの責任は重大だということです。
そんな子供さんだから、
あなたのそわそわワサワサな心の状態(不調和波動)が鏡のように映ってしまい、
子供さんが落ち着かなくなり、発達障害が発生しているのですよ。
そして、実は、
あなたも、この子と同じような親子関係に、あなたの親御さん(どちらか片方の親)とあったのす。
だから、
あなたの思考にはまってそわそわワサワサして落ち着かない心の状態(不調和波動)はあなたの親御さん譲りなのですよ。
(お母さんはそのまたお母さんからつながっていることがわかった。)
お母さんもそのまたお母さんから受け継いでいるのです。そのようにして延々と移ってきたものです。」

と指摘すると、
「そう言えば、私の母親もいつもそわそわワサワサして落ち着かず、お尻に火がついたように、一日中、立ち止まることなく、動きづめでした。おばあちゃんもそうでした。
そんなお母さんに「お願いだから立ち止まってわたしを見て頂戴」と内心はいつも思っていました。そんなお母さんの状態がいやだったのに、いつのまにか自分も同じようなことをしています」
と打ち明けました。

だから子供さんのために、あなた自身が治る必要があるのですよ。
それには自分の今の意識の状態が異常であることに気づくことですよ。
多くの発達障害を持つ親は自分自身が原因なのに、それに気づかないからいつまでも治せないのです。
あるいは、自分自身が何かおかしいと、うすうすは感じているのに、
何がおかしくて、どう治していいかわからないのです。
ここできちんと、何がおかしくて、どうなおしたらいいかを学ぶことです。


 治療の内容
さっそく、お母さんと息子さんを一緒に治療した。
この時治療する対象の主体はお母さんです。
息子さんの心はずっとお母さんを心で見て一心同体のようになっていますから、お母さんの意識を変えるだけで、息子さんは勝手に治ってしまいます。
ところで、
この現象はすべての精神疾患についても当てはまることです。
すなわち、すべての精神疾患は親子関係に起因するということです。


お母さんの目に注目すると、
お母さんの目が左右に小刻みに動いています。
一点を集中して見ることができません。
これが思考にはまっている目です。


 


それをお母さんに指摘しました。
「そういえば、わたしもいつも集中できなくて、きょろきょろしているなあ、と自分でも思っていました」と。
何かに集中しようとしても、すぐに思考の横やりがはいってしまって、集中できない、と言います。
例えば、
仕事中に経理の計算をしようと思っていても、
あの仕事はどうなっているのだろうか、
今日の買い物は何にしようか、子供達はどうしているのか、
などという思考の横やりがのべつ幕なしにどんどん入ってしまい、
目の前の仕事に集中できないでミスばかり繰り返している、と。
こんな心の状態が四六時中続いていて、
いつでもどこでも心ここにあらずで集中できずに、
不安でイライラして、本当の自分ではないみたい、と。
さらに、
お母さんは、肩コリがする、不安がある、
イライラして子供達にあたってしまう、などの症状を訴えました。
これが不調和波動の症状です。
お母さんを見ているとこっちまで、そわそわして落ち着かなくなります。
これが、不調和波動が周囲に飛び火する証拠です。
特にその集中的に被害にあっているのが意識がつながっている子供さんです。

さらに、
お母さんの体は、こちらに話を聞いてる最中も、
静止することがなく、常に小刻みに体のどこかをうごかしています。
特徴的なことは、
話をしているときも、目が、こちらの目を見ることがなくて、
心が常にどこかあっちのほうに行っています。
さらに、爪をホジホジしながら話すこともよくあります。
心が爪ホジホジの方に行っているわけです。





それは、
心が思考にはまりながら話している証拠です。
思考にはまるということは心が通じ合わないということです。
だから、
誰かと話をしているときでも意識は自分の思考の方を向いているのであり、
相手の方に心が向くことがありません。
だから、常に他人と心が通じることができないのです。
そのため、
いつでもどこでも、人間関係のごちゃごちゃに悩まされ続けています。
それが、自分に原因があることに気づいてないから、
常に他人のせいにして、ちっとも解決しません。
発達障害の子供が他人と協調できない原因もここにあります。


 
 他人との協調
 ところで、
目と目を見あって話しあうことで、お互いに思考が消えた会話ができ、
そのとき心が通じ合います。
(実際には、目と目をあわすのではなく、相手の鼻を見るとか、を見ています。すなわち心の目がお互いを見て合ってないといけない、ということです。)
古来、相手の目をみて話しなさい、と言われてきたのはここにあります。



 
 





 思考にはまっているお母さんは、
相手の話を聞きながらも、心の目が相手の方を向いてないで、
自分の思考に向いています。
そのため相手の言っている内容を心に入れることができずに、
次に自分が話すことばかりを考えています。
だから、相手の心が自分の心に入りません。
だから、子供とも心が通い合わないのです。
不調和波動の震源地になっているすべての母親は「自分の子供の気持ちがわからない」と言います。それは母親自身が思考にはまっていることに原因があるのです。
そして、
子供だけでなく、すべての人とそういう話し方になっています。
よく夫婦で、一晩中、話し合ってもらちがあかず、
より一層夫婦関係が紛糾してしまうのは、お互いに思考にはまって話し合っているからです。
そのため、
誰とも心が通じなくて、仕事の上でも、家族内でも、人間関係のごちゃごちゃを繰返しています。
夫婦の間も心が通じ合わなくて離婚していることがよくあります。これも、不調和波動が原因です。
子供も周囲の人の心と協調できなくて「いじめ、いじめられの関係」に悩まされるのはこれが原因です。
さらに、親はそれを学校や友達のせいにするから永遠に解決がつきません。


そんな不調和波動が電波のように隣の人の心に飛んでいく。
それが意識についての厳然とした事実です。
この事実に立脚すると、発達障害の真相に気づき、根治が可能になります。
それに気づくと、
治療者に患者の不調和波動が飛んできているのがわかり、
それを感じることができるから心の異常を診断できるわけです。
さらに、
治療者の意識が、思考が消えた健全な状態、すなわち調和波動の状態にいることで
親子の意識を治療者に向けさせることで治すこともできるわけです。
これも意識の状態が電波のように伝わる事実に立脚するものです。
不調和波動は隣の人に移ると言いましたが、特に親子間の関係がより密接なので、不調和波動の影響が深刻なものになるわけです。
特にカルマ関係にある親子がそうです。
他人ならそのような不調和波動を発している人間から逃げることができますが、子供は親を選ぶことができません。
意識の状態はその人が最も気にしている人に伝搬します。
親が何より気にするのが子供です。
だから、子供に移してしまうのです。
それも何人かいる子供のうち、ある特定の子供に決まっています。
すなわち、親子の関係がより親密であるほど移りやすくなります(カルマ関係にある親子)。親子の心が一心同体のようになってしまっている親子の間で不調和波動移しが起こり、発達障害がおこります。
逆に言うと、親から心理的に距離を置くことができ、
親を冷静な目で見ることができたり、
あるいは親を批判できるような子供には不調和波動が移ることがなく、
発達障害にもなりません。


お母さんの不調和波動を消すことが最終目的です。

すなわち、お母さんの不調和波動を消すと、
子供さんの発達障害がたちどころにして治るということです。

 
7、治療の実際

治療は、主として親を治療します。
それも、発達障害の原因となっている親のほうです(震源者)。
それはOリングテストにより、判定します。
Oリングテストをしなくても、
どちらの親が震源者であるかは確実にわかります。
さらに、
子供のほうに聞くと、
反発するほうが、カルマ関係ではない親、
反発しないほうがカルマ関係にある親です。
それが
親子が一心同体(共依存関係)のようになっているほうの親です。
逆に、
子供が反発するほうの親からは不調和波動をもらうことがありません。

一方、
小学校高学年になると、
本人の治りたいという意識が強いお子さんもいます。
そのようなお子さんには本人を治療しています。
親子のカルマ関係に気づいてそれから抜け出すように指導します。
ところが、
すべての親子関係が共依存関係にあるため、
多くの子供さんは治る気がありません。
このような場合は親のみを治療することで子供が治ります。

両親の守り神としての光療法
震源者である親が父母どっちのほうとつながっているのかを
Oリングテストで判定します。
例えば、震源者の父親とつながっているとします。
その父親が守り神であり、
子供に流している親の不調和波動を消す存在です。
ところが、
そんな父親に対して震源者が、不平、不満、ごちゃごちゃ、あるいはかわいそうというの心を持っているから、
父親の表顔としての不調和波動をもらってしまい、
それを子供に流してしまっているのです。
それを解消するためには
守り神(すなわち不調和波動を解消してくれる存在)としての
父親に気づくことです。
それには
「一点集中見る見るで、両親に感謝すること」
です。
それが実行できたら、
両親も、震源者である、本人も、発達障害で苦しんでいる子供も、
不調和波動が消えて完全に救われるということです。
詳細は「守り神として両親の光療法」の項目をごらんください。



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